【ボイトレ】高い声が出なくて辛い。高音の発声のコツは低音を鍛えること!


高い声を出せたら世界が変わる

「高い声を出したい!」

歌を歌っている方にとって、
この悩みは尽きません。

最近の楽曲は、 音域が広く、最高音の高い楽曲がとても多いですね。
高い声のシンガー、ボーカリストが人気を集め、高い声を出すことを望む方も多くなっています。

私自身も、 もっと高い声が出せたらなあといつも思っていました。

もちろん高い声を出せることが、
歌うことに必ずしも必要ということではなく、自分にあった音域で歌うことが一番大切です。

音域や声質は、個人差がありますし、
初めから高い声が出る人、低い声が出ない人など様々です。

ですが、

「高い声が出ない」ということに
お悩みの方は非常に多いと思います。

私自身も高い声が全然出なくて、
歌いたい曲が歌えなくてもどかしい思いをしていました。

今でも「もっと音域が広かったら世界が変わるだろうなー」と思うことがあります。

ボイストレーニングや発声法を勉強して、
取り組むことで高い声を出せるようになれば、「歌を歌う」ということに関して、 世界が変わると思います。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]私が今まで取り組んできたボイストレーニングをご紹介します![/voice]

私が取り組んだ高音を出すためのトレーニング

まず、
高音を出すためにしてしまう間違いを知っておく必要があります。

それは、

「高い声を出す練習ばかりをしてしまうこと」

高い声を出そうと練習に取り組もうとするとき、
大抵の場合、高音を出す練習を行うことがほとんどだと思います。

ですが、
それはあまりおすすめできません。

なぜなら、慣れないうちに高い声ばかり練習してしまうと、
すぐに喉が潰れてしまいます。

  • 無理に声を張ってしまって、すぐに声が枯れる
  • 正しい発声をしないと、声が細くなる
  • 楽曲の後半で声が出なくて苦しくなる

など、
ある程度正しい発声の仕方や、
喉を鍛えるトレーニングをしておかないと
喉を痛めてしまい、高い声が出にくくなってしまいます。

喉は痛めると、
しばらくの間、まともに声が出なくなってしまって、歌うことが困難になってしまいます。

じゃあどのような練習をすればいいのか?

「無理なく声が出せる低音の練習をする」

高い声を出したいのに低い声の練習をするのは、矛盾を感じるかもしれませんが、
高い声を安定して発声するために、この「低音トレーニング」は予想をはるかに超える効果があります。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]低音といってもどのような練習をすればいいのか?詳しく解説します![/voice]

声帯を鳴らす、低音トレーニング

低音といっても、
地声で歌う練習というわけではありません。

地声よりさらに低い声。

自分の限界ギリギリの「低音で歌う練習」をするのです。

限界ギリギリまで低音を出していくと、
声帯をより強く鳴らすことができます。

声帯も筋肉で出来ています。
声帯を強く鳴らすことで、声帯の筋肉が強くなり、声が強くなったり、太い声が出せるようになったりと、大きな効果があります。

この声帯を鳴らす「低音トレーニング」は、高い声を出すための、準備にもなりますし、歌う前のウォーミングアップにも非常に使えます。

いきなり高い声を出すと、
すぐに声がかすれ、潰れてしまうので、
この低音トレーニングをぜひマスターしてみてください。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]低音トレーニングのやり方をイメージしやすい例を出して解説していきます![/voice]

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低音トレーニングのやり方

低音トレーニングのやり方として、
イメージしやすい例を出していきましょう。

イメージ
犬が吠える前の発声を真似る

犬が吠えているのを見たことはありますか?

具体的には、
威嚇するときの吠え方にヒントがあります。

「ワンワン」と吠える前に、
ヴーー、ワンワン」と吠えます。

「ワンワン」の音は、高い声。
「ヴーー」の音は、低い声です。

犬も高い声を出す前に、
低い声を出して、高い声を出す準備をしているのです。
(※私の見解です。)

着目してほしいのは、
「ヴーー」の部分です。

このとき、声帯は強く震え、声帯が鳴っている状態になっています。

この音、発声を意識して、
低音を安定して出せるように練習しましょう。

慣れてきたら、
声帯を強く鳴らしながら、一曲歌えるくらいになります。

低い声を鍛えることで、
劇的に高い声は出やすくなります。

私もこの「低音トレーニング」を取り組むようになってから、
高音がとてもスムーズに、安定して出せるようになりました。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]とても地味な練習ですが、非常に効果がある練習です!喉への負担も少ないですし、声帯の強化にも大きな効果があります![/voice]

低音でのピッチ(音程)の取り方のコツ

最後に、
低音でのピッチ(音程)の取り方のコツをお伝えします。

実は、
高音を安定させるより、低音を安定させる方が難しいです。

高音は、ある程度強い発声ができますし、
使う声帯の範囲が狭いので、実はコントロールしやすいのです。

低音は、声帯が強く鳴りますし、
声が震えやすく、安定しにくくコントロールが難しくなります。

低い声を安定して出していくコツは、

「話すように発声すること」

です。

誰かに話しかけるように声を出すことで、
自然な発声になりますし、語りかけるように歌うことで、
声に表現力がつき、歌に表情が出てきます。

無理にコントロールするのではなく、
リラックスした状態で歌うことが、スムーズに声を出す基本です。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]話しかけるように発声することで低音は安定します!リラックスした状態での発声法をマスターすることが上達への近道です![/voice]

まとめ
高音の発声のコツは、低音を鍛えることが大切!

高音を出すには、

  • 高い声を出す練習ばかりしないこと
  • 無理なく声が出せる低音の練習をする
  • 声帯を鳴らす低音トレーニングをする
  • 話すように発声する

この低音トレーニングを試していただければ、高音を出すのが楽になるはずです。

高音を出すには、
様々なテクニック・技術があります。

その1つとして「低音トレーニング」は、私自身、非常に効果を実感できたトレーニングです。

低音を安定させることで、
高音が安定する。

何かの上達を目指すときに、
逆転の発想をすると、劇的に上達したりすることは、歌を歌うことに限らず、多くあります。

この「低音トレーニング」は、その逆転の発想の典型です。

効果には、個人差があるとは思いますが、
一定の効果は出せる練習・トレーニングです。

あなたの「もっと上手に歌いたい」を叶える。
1つのきっかけになれば嬉しく思います。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”シンガーコーチ TATSUYA AOKI” type=”l”]高い声が出なくて辛い。。という方はとても多いです。私もその1人でした。この「低音トレーニング」は、私自身の実体験にて効果を感じられたもの。あなたにとっても効果のある練習・トレーニングとなることを願っています![/voice]