背泳ぎのよくある間違い!入水の仕方に特化したストローク上達まとめ


《 この記事を書いた人 》

現役ジュニア専門コーチ
Tatsuya Ao

大手スポーツクラブを退職後、ジュニア指導一筋11年の経験をもとに、
岐阜を拠点としたジュニアバスケスクールを立ち上げ、独立。バスケ歴25年。
現役バスケ&水泳コーチとして活動中。

スクール運営と日々の指導から得た知識と自らの経験を、
「初心者の方にも分かりやすくお伝えすること」をモットーに、
バスケ・水泳を中心としたコーチング情報を発信しています。

あなたの背泳ぎは大丈夫?

背泳ぎは、あお向けで泳ぐことを除くと、クロールとよく似ています。

  • ストロークは左右交互の動作。
  • キックもクロールと同じくストロークで腕が1周する間に、6回のキックを打つことがほとんど。

 

水をかく動作を見ても、近い部分も多いですが、

姿勢が反対向きであることで、身体を動かす際のイメージや感じ方が大きく変わってくる。

 

正しい動作をしているつもりでも、

実際には、間違った泳ぎの動作をしていることが多いです。

 

もとより、水泳は自分の泳ぎが自分では見えません。

そのため、自分の泳ぎのイメージと実際の動作がズレている。

このようなことが非常に起こりやすい。

理想の泳ぎのイメージと実際の泳ぎを近づけていくことはとても大切。

 

今回は、

背泳ぎのよくある間違いをお伝えする中で、修正方法・上達のポイントを詳しく解説します。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
背泳ぎでよくある間違いを解説すると共に、入水の仕方に特化した上達するポイントを加えて、詳しく解説していきます!

背泳ぎの入水の仕方のよくある間違い

ここでは、ストローク動作における入水の仕方のよくある間違い3つを解説します。

それぞれのストロークの局面ごとの間違い&上達ポイントを学んでいきましょう

1. 入水時のよくある3つの間違い

ストロークの入水の時にしてしまう間違いとして、

  1. 身体の中心線を越えた位置に入水してしまう
  2. 入水のとき、肩よりも外側に入水してしまう
  3. 入水のとき、手の甲で水面をたたいてしまう

などが、よくある間違いとして挙げられます。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
①〜③の間違いを順番に解説します!あなたの泳ぎと照らし合わせながら確認してみてくださいね!

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よくある間違い①
「身体の中心線を越えた位置に入水してしまう」

まず1つ目の間違いは、

身体の中心線を越えた位置に入水してしまう「オーバーリーチ」と呼ばれる間違いです。

身体の中心線を越えた位置に入水してしまうとどうなるのか?

 

腰が外側に引っ張られてしまい、まっすぐ泳ぐことが困難になります。

入水のときに身体がひねってしまって、身体の軸がブレます。

軸のブレは、泳ぎの蛇行につながります。

【注意ポイント!】

背泳ぎは、あお向け状態であるため、方向感覚・距離感がつかみづらい泳ぎです。

蛇行してしまうと推進力も失われてしまいますし、ロープに接触してケガをする危険もあります。

それに加え、

入水〜キャッチ(水をつかむ動作)までのプロセスが長くなるため、推進力を与えるアップスイープ(水をかいて進む動作)に繋げるのが遅くなります。

これは、0.01秒を争う競泳においては致命的です。

より楽にスムーズに泳ぐには、動作を効率よく行うことが非常に大切です。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
オーバーリーチの修正方法・上達ポイントは、この後お伝えする「肩よりも外側に入水してしまう」と同じなので、その際に詳しく解説します!

よくある間違い②
「入水のとき、肩よりも外側に入水してしまう」

2つ目の間違いは、

入水のとき、肩よりも外側に入水してしまう「アンダーリーチ」と呼ばれる間違いです。

肩よりも外側に入水してしまうとなにがいけないのでしょうか?

 

肩よりも外側に腕が入水してしまうと、一番大切な「推進力」を発揮するアップスイープ(水をかいて進む動作)の動作ストロークが短くなってしまうことが研究からわかっています。

 

水を効率よくかいてスムーズに推進力を得るには、

その前の準備動作が非常に大事になります。

入水が肩よりも外側に入ってしまうことにより、入水〜キャッチ、アップスイープに至るまでの準備を行う動作時間が短くなります。

そのため、

推進力を得る準備がしっかりと出来ていない状態でストロークをすることになり、十分な推進力を得られないストローク、泳ぎになってしまいます。

注意ポイント!

関節の可動域(動かせる範囲)によっては、肩のラインに腕を入水させることが難しい場合もあります。

その場合は、身体に負担をかける無理な入水動作を行わないようにしましょう。

ご自身の身体、関節の状態と相談しながら無理のない泳ぎを習得することが大切です。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
続いては「オーバーリーチ」「アンダーリーチ」の修正方法・上達ポイントを詳しく解説していきます!

「オーバーリーチ・アンダーリーチ」の修正方法と上達ポイント!

 

  • 身体の中心線を越えた位置に入水してしまう「オーバーリーチ」
  • 入水のとき、肩よりも外側に入水してしまう「アンダーリーチ」

 

これらを修正するポイントは、

入水する腕の肩と頭の間の延長線上に入水すること

 

正しい入水位置を習得するための良い練習方法をご紹介します。

イメージが大切です。

頭の中でイメージをふくらませてみてください。

  1. 大きな時計の文字盤の上に寝ていることをイメージ
  2. 頭は12時、足は6時の方向を指している
  3. 右手の場合は、11時〜12時の間を指す位置に入水
  4. 左手の場合は、12時〜1時の間を指す位置に入水

上記のイメージを持って、入水を意識してみましょう。

 

これを実践することで、

「身体の中心線を越える入水」「肩よりも外側に入水」を防止することができます。

上達ポイント!

水泳の上達には、

理想とする泳ぎのイメージと、実際の自分の泳ぎを近づけていく練習をする必要があります。

正しい泳ぎや理想とする泳ぎへの理解がなければ、自分の泳ぎを近づけていく練習ができません。

常に「どう泳ぎたいか?」をイメージして練習に取り組んでみてくださいね!

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
「どう泳ぎたいか?」を常にイメージして練習に取り組み、ときにはコーチに客観的に泳ぎを見てもらう機会を作ると自分の泳ぎへの理解が深まり、上達も格段に速くなります!

よくある間違い③
入水のとき、手の甲で水面をたたいてしまう」

3つ目の間違いは、

「入水のとき、手の甲で水面をたたいてしまう」入水時の間違いです。

 

入水のとき、手の甲で水面をたたいて泳ぐ人をたまに見かけます。

なにが間違っているのでしょうか?

 

一見、問題ないように思えますが、

スムーズな泳ぎ・効率の良い泳ぎをするためには、これも修正が必要になります。

水面をたたくことで起きる「抵抗」の影響

泳ぐことにおいて、

「抵抗」は切っても切れないほど、重要な要素。

 

スイマーは、

「抵抗を避け、抵抗を利用して泳ぐ」

 

水泳・競泳は、これを極めるために練習に励み、

日々トレーニングを行なっていると言ってもいいです。

 

先ほどお伝えした、

「水面をたたく」動作によって、水面・水中に大きな抵抗が生まれます。

 

わかりやすくお伝えすると、

水面をたたくことによって、水面に「波」「泡」が発生。

その「波」と「泡」が、進行方向に逆らって働く大きな抵抗になります。

豆知識】

「プッシュドラッグ」

「抵抗」を表す造語。

造波抵抗、すなわち波を作ることで発生する抵抗の1種。

スイマーの動作で作り出す抵抗の中で最も大きいものを「プッシュドラッグ」と呼ぶ。

手の甲でたたくように入水してしまうと、

  • 水面をたたいたときに発生する「泡」による抵抗を受ける
  • 手の甲で水を強く押してしまうことで発生する「波」による抵抗を受ける

 

これらの要因によって、スイマーは大きく減速する。

よりスムーズに、効率の良い泳ぎを目指すスイマーにとって、これらは非常に大きな問題だ。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
どうすれば水面をたたくことによる「抵抗」を避けられるのか?その疑問にお答えします!

「水面をたたいてしまう入水」の修正方法と上達ポイント!

 

  • 水面をたたいたときに発生する「泡」による抵抗を受ける
  • 手の甲で水を強く押してしまうことで発生する「波」による抵抗を受ける

 

これらを修正するポイントは、

手のひらを横に向け、小指から滑り込ませるように入水する

 

こうすることで、

水面をたたいて発生する「泡」と、手の甲で逆方向に強く押してしまい「波」を発生させる動作を最小限に抑えることができる。

 

手のひらを横に向けて、小指から入水することで、

  • 手が水面に触れる面積を小さくすることができる
    「泡の発生を抑えることが可能」
  • 手の甲に比べ、小指からの方が逆方向へ水を押す力を抑えられる
    「波の発生を抑えることが可能」

 

このように、入水時の「抵抗」を減らすことができる。

【上達ポイント&注意点】

肩のローリング(ローテーション)動作がうまくできていないと、小指からの入水が難しい場合があります。

ローリング動作の切り替えが遅い場合や、ローリングの量が足りていないことが原因である場合が多い。

上達のポイントとして、リカバリー(腕を前方へ戻す動作)の手が一番高い位置を過ぎた時点で、素早く入水する肩のローリングを開始すること。

早い段階でローリング動作を行うことで、手のひらをしっかり横に向けることが可能になり、小指から抵抗の少ない入水が可能となる。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
身体のうまく使って泳ぐことで抵抗の少ないキレイな泳ぎを身につけることができます!「抵抗を避け、抵抗を利用して泳ぐ」を意識して上達を目指しましょう!

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【まとめ】
背泳ぎのよくある間違い!
入水の仕方に特化したストローク上達!

背泳ぎのよくある間違いから、

入水の仕方に特化して解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

  • 身体の中心線を越えた位置に入水してしまう
  • 入水のとき、肩よりも外側に入水してしまう
  • 入水のとき、手の甲で水面をたたいてしまう

 

これらの間違いは、

意識することで直すことができます。

 

水泳・競泳は、

いかに速くスムーズに、

 

「前に進めるか」

 

がとても大切です。

 

もちろん、スイミングは楽しむものです。

まずは、泳ぐことを楽しんでいきましょう!

 

次のステップとして、

「上達するのが楽しい!」

と思えるように練習に励んでいただけたら、とても楽しいスイミングライフを送ることができると思います。

 

今回、ご紹介した背泳ぎの間違いやその修正方法を理解していただき、練習に繰り返し取り組むことで、より良い泳ぎ・楽な泳ぎ・速い泳ぎに近づくことができます。

その上達のキッカケのお役に立てたのであれば嬉しく思います。

 

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

あなたのお役に立てる情報をこれからも精一杯お伝えしていきます。

スイミングコーチ Tatsuya Aoki
あなたのスイミングライフが輝くものであることを心から願い、応援しています!


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