ドリブルは最後の手段!バスケ初心者がしてしまう間違いとは?


《 この記事を書いた人 》

現役ジュニア専門コーチ
Tatsuya Ao

大手スポーツクラブを退職後、ジュニア指導一筋11年の経験をもとに、
岐阜を拠点としたジュニアバスケスクールを立ち上げ、独立。バスケ歴25年。
現役バスケ&水泳コーチとして活動中。

スクール運営と日々の指導から得た知識と自らの経験を、
「初心者の方にも分かりやすくお伝えすること」をモットーに、
バスケ・水泳を中心としたコーチング情報を発信しています。

試合でうまく攻められない。。バスケ初心者がしてしまう間違い

バスケットボールを始めて間もない頃は、試合をしてもうまく攻められなかったり、すぐに相手にボールを取られてしまう場面が多くありますよね。

バスケ初心者にとって、チームメンバーと連携プレイをすることはもちろん、得点を取ることも簡単なことではありません

バスケ少年
試合でうまく攻めることができないよー!

バスケ少女
頑張って攻めているのにすぐにボールを取られちゃう。。

わたしが指導している生徒さんたちも始めたばかりの頃は、ほとんどの場合にこのような状態になります。

これには原因があります

ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO
バスケ初心者がしてしまう間違いと覚えてほしいドリブルの考え方について解説していきましょう!

バスケ初心者に覚えてほしいドリブルの基礎知識と考え方

バスケ初心者ほど、すぐにドリブルをしてしまうのはなぜ?

バスケを始めたばかりの頃ほど、すぐにドリブルをついてしまいます。

それはなぜでしょうか?

ドリブルをしている時は、
「自分がプレイをしている!」という実感を得られやすいですし、
「自分でシュートを決めて活躍したい!」と思う欲求もやっぱりあります。

ここにバスケ初心者さんがすぐにドリブルをしてしまう要因が隠されています。

ドリブルは、
ボールを運んだり、試合をコントロールしたり、相手を抜いたりといったことを

「自分1人で出来ます」

そのため、自分がボールを持ったときの選択肢になりやすいのです。

バスケを始めたばかりの初心者の頃は、自分のプレイの選択肢が少なく、ボールを持ったときに一番最初にある「自分1人で出来るドリブル」を選んでしまう傾向があります。

ですが、バスケットボールはチームスポーツです。
チームとして得点を決めることが、喜びであり、1人より5人で協力した方が、得点を多く決めることができるのは間違いありません。

ドリブルをすることによる「リスク」を考えよう

バスケ上級者ほど、「ドリブルをすることによるリスク」をよく理解しています。

上級者はドリブルをすることを「リスクが高い」と考え、
初心者はドリブルをすることを「使い勝手がいい」と考えています。

まずドリブルをすることに対する考え方を変えることが大切です!

まず第一に、「ドリブル中はボールをとられやすい」です。

ボールをキープしてしっかり持っていれば、そう簡単にボールを取られることはありません。
ですが、ドリブルをしている間は、ディフェンスもボールカットを狙いにきますし、ミスも起きる。
ボールを取られないようにするには、上手な身体の使い方や高いドリブル技術が必要になります。

そして、ドリブルをすることによるリスクの1つに、

「ドリブルをした後のリスク」があります。

ドリブルをした後の選択肢は、パスとシュートだけに限られてしまいます。
一度止まってしまったら、それ以上自分は動くことができません

止まって動くことのできない相手は、ディフェンスにとってはとても守りやすい相手となります。
なぜなら、もうドリブルを使えないため、相手に抜かれることを意識・警戒しなくてもよいからです。

ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO
ドリブルは、「ボールを取られやすい」「止まったら動けない」リスクを背負っていることを理解しましょう!

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ドリブルは、諸刃の剣!

バスケットボールでは、なかなか試合に勝てないチームや始めたばかりの初心者の多いチームほど、ドリブルが多い傾向にあります。

逆に、強いチーム・良いチームほどドリブルが少なく、試合の状況やチームメンバーの構成などを考え、有効な場面で効果的な使い方をしています。

ドリブルは、諸刃の剣(相手にボールを取られてしまうリスクが大きい)です。

ドリブル技術が高く、ハンドリングが上手い選手の的確なドリブルであれば、ゲームの局面を打開し、味方に決定的なパスやシュートチャンスを作り出すキッカケになる一方で、しっかりとした意図のないドリブルは、チームのオフェンス(攻め)のバランスを崩すことにつながり、得点チャンスを大きく減らしてしまう原因になってしまいます。

ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO
ドリブルは意図を持って最小限にしておくと、ドリブルを使った時により大きな武器になるよ!

ドリブルは「最後の手段」と考えよう!

バスケットボール競技で、ボールを持ったときに出来ることとして、
大きく分けて「シュート」「パス」「ドリブル」があります。

バスケットをプレイする上で、状況に合わせた選択をすることがとても大事です。
連続するプレイの選択肢の中で、最適な選択をすることができれば、チームが得点を重ね、試合に勝つことが出来るでしょう。

ボールをフロントコート(自チームが攻めていくゴールがある側)に運ぶのは、ドリブルの役目と思われがちですが、パスの方が早く、より安全にボールを運ぶことが可能です。

想像してみてください。
コートの端から端まで「ドリブルで走っていく」のと「パスを出す」のとどちらが早くボールを運ぶことが出来るでしょうか?

答えは、

「パスを出す」>「ドリブルで走っていく」

「パスを出す」方が早いですよね!

パスを出す相手との距離やディフェンスの状況によっては、パスを出せないこともあると思いますが、パスを選択できない、もしくは難しい場合にドリブルを選択するという考え方を持つことが、試合でうまく攻めるコツです。

ですが、ドリブルをしてはいけない!ということではありませんよ!

ドリブルを優先する場面もあります。
1対1で相手に仕掛けるときは、ドリブルで相手を抜きましょう!

パスを受けた時点でシュートを打つことも可能ですし、ドリブルをしなくても得点を決めることができます。ボールを受けたときに、「シュートを打つ」のか?「パスを出す」のか?「ドリブルで抜く」のか?

まずは、「すぐドリブルをする」ことを最小限にし、

「シュート」「パス」「ドリブル」の3つの選択肢があったなら、

ドリブルは「最後の手段」と考えましょう!

ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO
ドリブルもプレイの選択肢の中の1つ!最適な選択をするためにも、ドリブルは「最後の手段」にしましょう!

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【まとめ】
ドリブルは最後の手段!バスケ初心者がしてしまう間違いとは?

試合でうまく攻められない。。バスケ初心者がしてしまう間違いとして、

  • バスケ初心者ほど、すぐにドリブルをしてしまうのはなぜ?
  • ドリブルをすることによる「リスク」を考えよう
  • ドリブルは、諸刃の剣!
  • ドリブルは「最後の手段」と考えよう!

上記4点の項目について解説しました。

ドリブルは、使い方によって有効になることもあれば、ピンチになってしまうこともあります。

ドリブルに対しての考え方を一新し、試合でうまく攻められるよう、上記に挙げた項目を意識して練習していきましょう!
同時に技術のスキルアップをしていけば、試合で活躍できること間違いなしです!

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ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO
試合でうまく攻められない。。と悩む選手、生徒さんのお役になれば嬉しいです。がんばるあなたを、心から応援しています!

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大手スポーツクラブを退職後、ジュニア指導一筋11年の経験をもとに、岐阜を拠点としたジュニアバスケスクールを立ち上げ、独立。現役バスケ&水泳コーチとして活動中。バスケ歴25年。 スクール運営と日々の指導から得た知識と自らの経験を「初心者の方にも分かりやすい情報をお伝えすること」をモットーに、バスケ・水泳を中心としたコーチング情報を発信しています。