【幼児小学生低学年編】バスケットボール指導の心得 年代ごとの指導で大切なこと①


バスケットボール 指導(監督・コーチ)の心得①
【幼児・小学生低学年編】

バスケットボール指導者(監督・コーチ)として活動していくにあたって、指導方法、コーチングスキルも大切な要素です。

ですが、コーチングをする以前に指導者としての心得を学んでおくことは、選手の成長・育成に欠かせません。

はじめてバスケットボールのコーチをされる方や学校でバスケットボール部の顧問をやることになった方。
はじめての指導では、わからないことだらけです。

監督、コーチをしていく上で、まず多くの方は練習メニューや戦術・戦略面のことを学びます。

バスケットの指導といっても、対象となる年齢年代によって特性があるので、選手たちに求める内容は変わります。

いかにしてバスケットボールの楽しさを伝えて、勝つ喜びを教え、バスケットボールを通じて成長してもらうのか。

まずはじめに、
年代ごとに必要な指導内容と選手(子供)との関わり方を紹介します。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]これから指導を始めるコーチの方、すでにコーチ、監督をされている方にも自身の考え方を再確認するキッカケとなれば幸いです。[/voice]

年代ごとの指導【幼児〜小学生低学年(3年生まで)の場合】

バスケットボールの楽しさを伝え、ゴールを決める喜びを。

小学生、特に小学校低学年という年代は、はじめてバスケットボールに触れ、これからバスケットボールを続けていってくれるのか、ここでやめてしまうのかの分かれ道となります。

どんな経緯かわかりませんが、数あるスポーツの中で、バスケットボールというスポーツに出会い、はじめてボールに触れたことは、ある意味奇跡に近いことだとわたしは感じています。

「バスケットって楽しい!」とシンプルに感じてもらうのがゴール!

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”l”]最初の段階で「バスケットって楽しい!」とシンプルに感じてもらうことが、何よりも大切です![/voice]

この年代では、ゲームの楽しさやゴールを決める喜びを感じさせてあげることが、非常に大切になります。

中でも低学年は、バスケットボールを続けていってもらうための動機づけ、興味づけを与える時期。
過剰な走りこみ練習や厳しいトレーニングなど苦しい練習はまったく必要ありません!

細かい技術を教える必要もありません。
両手でシュートを打っても良いですし、戦術なども覚えなくていいです。

もちろん、バスケットボールは競技であり、競技である以上、ルールがあります。

ダブルドリブルやトラベリング、相手を押したり、悪質なチャージなど、
最低限してはいけないルールだけを指導し、あとはできるだけバスケットのプレイを純粋に楽しめるような練習をさせてあげましょう!

「ゲームがやりたい!」「今日ゲームやる?」

わたしの指導している低学年の生徒さんたちも、
「ゲームがやりたい!」「今日はゲームやるの?」と毎回のように聞いてきてくれます。

このように選手・生徒が言っているのであれば、素晴らしい指導ができている証拠です。
子供たちの気持ちに応え、ゲーム形式の練習を積極的に取り入れていきましょう!

コーチのやりたい練習や選手への課題もありますが、バスケットボールをプレイするのは、本人たちです。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”l”]生徒、選手の「やりたい!」「もっと練習したい!」という気持ちが選手育成には必要不可欠ですので、この気持ち、感情を指導者が押しつぶしてしまわないよう、十分気を付けましょう![/voice]

技術的なコーチングは、4年生以上の高学年になってからでも十分!

この年代で心から「バスケットが楽しい!」「もっとバスケットがしたい!」と思ってもらえるコーチングが出来たのであれば、あなたの指導・コーチングは、指導者としての役割を果たせたと胸を張れます!

ワンハンドシュート、ドリブルテクニックなど技術の基礎作りは、小学校高学年(4年生以上)になってからでも遅くはありません。
(自ら進んで教えて欲しいと望む選手には喜んで指導してあげてくださいね)

まとめ  バスケットボール 年代ごとの指導【幼児〜小学生低学年編】

  • バスケットボールの楽しさを伝え、ゴールを決める喜びを!
  • 「バスケットって楽しい!」とシンプルに感じてもらうのがゴール!
  • 「ゲームがやりたい!」「今日ゲームやる?」の気持ちに応え、積極的にゲーム形式の練習を!
  • 技術的なコーチングは、小学校4年生以上の高学年になってからでも十分!

今回は、バスケットボール競技の年代ごとの指導【幼児〜小学生低学年】について解説しました。

「楽しい!」「好き!」と思えることへの成長・上達は、予想をはるかに超える成果を生み出します。

選手のバスケットボールへの情熱に火をつけることが、自発的な行動、積極的な練習への取り組みに大きく関わる年代・年齢です。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]今後の成長の骨格となっていくことを忘れずに指導に携わり、手塩にかけて育ててきた選手たちがバスケットボールの未来を作っていってくれることを心から願っています![/voice]

次回は、年代ごとの指導で大切なこと【小学生高学年編】をお届けしたいと思います。

あなたの「もっと上達したい」を叶える。
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