バスケを最短で上達したいなら「速く考える力」を身につけろ!


「速く考える力」を身につけた先にあるもの

バスケ上達において、
必須とも言えるスキルが、

「速く考える力」

です。

バスケットボールという競技は、
刻々と状況が変化し、めまぐるしく攻守が入れ替わる動きの変化の激しいスポーツです。

さらに、
人と人が絡むためより複雑になります。

対人スポーツなので、対人スキルを磨き、鍛えることがとても重要であり、
必須のスキルと言えます。

その対人スキルを磨くのに必要なのが、

「速く考える」という力です。

この速く考える力を身につけることで、
対人スキルの向上はもちろん、素早い状況判断やより良いプレーの選択が可能になります。

その結果、
試合で活躍することができたり、
味方を生かすプレー、自分で得点するプレーなど、プレーの幅が大きく広がります。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”バスケコーチ TATSUYA AOKI” type=”r”]「速く考える力」を身につけるために必要なことはなんなのか?詳しく解説していきます![/voice]

速く考える力を身につけるために必要なこと

速く考える力を身につけるといっても、
いきなり身に付くわけではありません。

速く考える力を身につける前に必要なことは、

「選択肢を持っている」

プレイヤーになることが必要です。

素早い状況判断の先にあるものは、

「選択できる力」です。

どんなに良い状況判断をしても、次のプレーを「選択」できなければ意味がありません。

次のプレーを選択するためには、

「選択肢を持っている」必要があります。

  • 相手がこう動いたらこうする
  • 味方がこう動いたらこうする

といった次のプレーのイメージを持っておくことが大事になります。

そのイメージがあるからこそ、
素早い判断の後の、プレーの選択ができるようになります。

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プレーの選択肢の増やし方

まず、
プレーの選択肢を増やすためにできることは、

「たくさんの選手のプレーを観察し、洞察すること」

客観的にプレーを観察しましょう。

見るポイントは、
[aside type=“normal”]

  • どのような状況なのか?
  • 相手にとってベストなプレーは何か?
  • 味方にとってバッドなプレーは何か?
  • 自分だったらどうするか
[/aside]

を観察&洞察します。

少し難しいかもしれませんが、
対人スキルを磨くためには、相手を洞察する力を高める必要があります。

洞察力。

「物事を深く鋭く観察する能力」のことです。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”バスケコーチ TATSUYA AOKI” type=”r”]洞察力を鍛え、選択肢を増やす方法をお伝えしていきます![/voice]

①どのような状況なのか?の洞察

まず大切なのが、
「今の状況がどのような状況なのか?」を明確に理解することです。

状況というのは、様々なことが挙げられますが、
[aside type=“normal”]

  • 攻めているのか守っているのか?
  • 相手の身長・体格はどうなのか?
  • 相手は右利きなのか?左利きなのか?
  • 試合であれば、残り時間は?
  • 相手の得意なプレーは?
[/aside]

など、様々な状況を瞬時に理解できるようになりましょう。

初めは、全てを理解するのは難しいです。
ですが、客観的にプレーを観察し、洞察するクセをつけて見るように意識していると、段々理解が速くなってきます。

大切なのは、
「意識を持ち、考えることをやめないこと」です。

ほとんどの選手は、
他の選手のプレーを見ていません。

興味があるのは、大抵自分のプレーです。

自分がプレーしていない時に、どれだけ頭を働かせられるか?

それこそが、
「速く考える力を身につけるために必要なこと」です。

ほとんどの選手が怠ることだからこそ、
ここに集中し、意識を高く持つことで優位に立つことができます。

正しい判断、状況の把握と理解ができれば最高ですが、
大切なのは、そうではなく、

「考えることをやめない」

これが一番大事です。

常に考え、思考をめぐらせ、誰よりも考えてください。

選択の引き出しを多く持っている選手が、
正確な判断、効果的なプレーの選択ができるのです。

ひらめきでプレーすることもとても大切です。
私自身もそういうプレーが好きです。

ですが、
安定的に良いプレー、チームに貢献するプレーをするためには、

「持っている多くの選択肢から最適な選択ができる」

そのような選手は確実に活躍し、結果を残します。

②相手にとってベストなプレーは何か?の洞察

バスケットボール競技は、対人スポーツです。

ほぼ全てのプレーに、対峙している相手がいます。

ある程度、どのような状況なのか?の洞察ができてきたら、

「相手にとってベストなプレーは何か?」

の洞察に入りましょう。

これは、
相手のプレーを封じることに直結するのでとても重要です。

全体的な状況を理解した上で、
相手のしたいプレーを考えましょう。

例えば、
[aside type=“normal”]

  • その場からのシュート
  • ゴールに向かうドライブ
  • 味方の裏をつくパス
[/aside]

など、見るべきポイントは、

「得点につながるプレーかどうか?」

です。

極論ですが、
得点に繋がらないプレーは怖くありません。

「相手にとってベストなプレー」=「得点につながるプレー」

となります。

相手選手が置かれている状況で、
対峙している相手の得点につながるプレーは何か?を洞察します。

重要なのは、
今置かれている状況下でのプレーに置き換えて考えることです。

これらを考えることで、
「相手はこうしてくるだろうな。」
「相手はこれがやりたいだろうな。」

とプレーの予測ができるようになります。

このプレー予測も、
選択肢を持っている状態と同じと捉えられます。

選択肢を持っていないとプレーの予測なんてできないですからね。

速く考える力を身につける上で、
相手のプレーを洞察できる力は必須項目の1つになります。

③味方にとってバッドなプレーは何か?の洞察

相手のやりたいプレーがわかったら、
次は、味方にとってバッドなプレーを洞察しましょう。

これは、
相手にとってベストなプレーは何か?と似ている部分もありますが、
相手から味方(自分)に視点を置き換えることに意味があります。

視点が変わると見え方が変わります。

相手から味方側に視点をフォーカスすることで、味方にとってバッドなプレーが見えやすくなります。
[aside type=“normal”]

  • ノーチェックでシュートを打たれる
  • ゴールへ最短で向かわれてしまうドライブをされる
  • 簡単に裏にパスを通される
  • ヘルプに行く意識がなく、ディフェンスを崩される
[/aside]

などが挙げられます。

味方にとってバッドなプレーは、
相手にとってベストなプレーの反対になります。

見えてくる結果は同じですが、
味方に置き換えて考えることで、自分が取るべき行動がより明確に感じられます。

そして、
相手にとってベストなプレーが何か?を理解できていれば、
自分にとってやられてはいけないプレーの選択肢を持っている状態を作れます。

相手を知り、自分が取るべき行動がリンクすることで、
プレーの予測の精度が上がり、状況判断・選択のスピードが上がります。

ここまでできるようになれば、
かなり「速く考える力」は高まっていると言えるでしょう。

④自分だったらどうするか?の洞察

最後に取り組んでほしいのが、

「自分だったらどうするか?」

に置き換えて洞察することです。

状況を洞察し、相手を洞察し、味方を洞察したら、
最後は「自分」にしっかり置き換えます。

ここで大事なのは、
自分の状況を洞察することです。
[aside type=“normal”]

  • 自分の身体能力
  • 自分の得意なプレー
  • 自分のできること
[/aside]

客観的に見ていた状態から、
主観的な見方に変えることが重要です。

イメージではなく、リアルに
「自分ならこうする。」
「自分ならこうできる。」

というところまで落とし込んでいければ素晴らしいです。

[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”バスケコーチ TATSUYA AOKI” type=”r”]「プレーの選択肢を知り、洞察力を磨くことで「速く考える力」が身につきます!考えることを止めず、常に考える姿勢を持ちましょう![/voice]

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あとはプレーで実践するのみ

状況を把握・理解し、相手・味方・自分にとっての洞察ができたら、
あとは、実際のプレーで実践するのみです。

ここまでしっかり観察・洞察に力を入れることができたなら、
あなたのプレーの選択肢は確実に増えています。

プレーの選択肢が多くあれば、
より良いプレーの選択ができます。

そして、

それらを「速く選択できる」ように日々の練習で実践していきましょう!

「速く考える力」=「速く選択できる力」

と同じです。

速く考える力の習得は、長い時間を要します。

ですが、

明日からでもすぐに取り組むことができます。

どんな技術・スキルも一朝一夕では身につきません。
日々の努力の積み重ねが自分の身になっていきます。

考えることをやめた時点で成長は止まる。

考えるということは、大変であり面倒でもあります。
考えなくてもいいのなら考えたくない。

そんな人が多い中で、
考えに考えた人だけが生き残ります。

さあ、あなたも「速く考える力」を身につけて、バスケ上達を目指して活躍しましょう!

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