バスケの「ドリブル」の有効な場面と使い方を知ることが大切!
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”l”]ドリブルのスキルアップで大切なことは「ドリブルの有効な場面と使い方」を知ることです![/voice]ドリブルの技術において、ハンドリング能力やドリブルテクニックを磨くことはとても大切です。
しかし、どんなに優れた技術・テクニックも使い方を間違えてしまっては有効な技術とは言えません。
ドリブルの「テクニック」は、たくさん練習を行いますし、指導を受ける機会も多いでしょう。
「ドリブルのやり方」も非常に大切ですが、「ドリブルの使い方」も同じくらい大切なスキルです!
「ドリブルの使い方」を知ることで、チームのオフェンス(攻め)にリズムを与えたり、ピンチな場面から逃れたり、バスケの試合の局面を変えることができるようになります。
長い時間をかけて、一生懸命練習したドリブル技術をより効果的にバスケの試合の中で活かすためには、「ドリブルの有効な場面と使い方」を知ることが必要になります。
ドリブルが有効な6つの場面を知る!
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”l”]まずはじめに、ドリブルはどのような場面で使うべきものなのでしょうか?整理していきましょう![/voice]ドリブルが有効な場面として、大きく6つの場面があります。
ひとつひとつの場面をイメージしながら、確認していきましょう!
【場面①】ボールをフロントコートに進める&運ぶ
まず1つめは「ボールをフロントコート(自チームが攻める側のコート)に進めたい場面」
相手にシュートを決められた際や、相手からボールを奪ったとき、相手ゴールへ攻め込む場面でドリブルを使って、ボールをフロントコートに進めます。
ミスなくスピード豊かに進めることがポイントになります。
ドリブルをするときは、どうしても視野が狭くなりがちですし、焦ってしまうことが多いので、スピードを意識しすぎるとミスが起こってしまいます。
まずボールを持ったら、顔を上げて冷静に状況を判断することが大切です。
相手ディフェンスの密集しているところへドリブルをするのではなく、空いている「スペース」にドリブルを進めていくことがポイントです。
【場面②】危険な場所から逃れる
2つ目は「危険な場所から逃れたい場面」
相手ディフェンスに囲まれてしまったり、コートの狭い場所(コーナーなど)から抜け出したい場面でドリブルを使います。
相手チームによっては、ダブルチーム(1人に対して2人がかりでディフェンス)を仕掛けてきたり、激しいプレッシャーをかけてくるプレイヤーもいます。
味方にパスを出すことができるのならパスを選択することも良いですが、激しいプレッシャーの中で正確にパスを出すのは簡単なことではありませんよね。
そんな場面から逃れるためにドリブルは有効な選択となります!
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]「危険な場所から逃れることが目的」です。強く低いドリブルでスペースへ移動し、態勢を立て直しましょう![/voice]【場面③】パスのアングル(方向)を変える
3つ目は「パスのアングル(方向)を変えたい場面」
特に、ゴール下の味方プレイヤーにパスを出したいときなど、ディフェンスによってパスのコースをふさがれている場面では、ドリブルで移動してパスコースを作ります。
そのままの位置ではパスが通せない場面で、横にドリブルして相手ディフェンスをずらすことで、パスコースが生まれます。
ほんの少しの「ずれ」をドリブルによって作り出し、パスのアングル(方向)を変えることで、味方プレイヤーに楽にパスを通すことが可能になります。
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]「パスのアングル(方向)を変えることが目的」です。ドリブルで少しの「ずれ」を作り、正確なパスを通しましょう![/voice]【場面④】攻撃サイドを変える!
4つ目は「攻撃サイドを変えたい場面」
例えば、
右サイドからの攻めをしている場面で、ディフェンスにうまく守られてしまっている場合など、攻め込むのが困難な場面では、ドリブルを使って「攻撃しているサイドを変える」ことはとても有効です。
1方向からのオフェンス(攻め)だけでなく、多方向からバリエーションを増やして攻めることができれば、相手ディフェンスは苦しくなってきますし、ディフェンスの隙もつきやすくなります!
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]「攻撃サイドを変えることが目的」です。攻撃の選択肢を増やす意味でも、サイドチェンジにドリブルを効果的に使っていきましょう![/voice]【場面⑤】ディフェンスのギャップを突く!
5つ目は「ディフェンスのギャップを突きたい場面」
ギャップとは、相手チームのディフェンスのスペース(穴)のことです。
相手ディフェンスのスペース(穴)に鋭いドリブルを仕掛け、ギャップを破ることができれば、得点のチャンスを広げることができます!
想像しやすいのは、相手のディフェンダーとディフェンダーの間にドリブルを使って切り込んでいくイメージです。
ディフェンスの間を突くことで、相手ディフェンスのバランスを崩すことができ、味方プレイヤーのスペースを作ったり、そのまま自分でシュートに持ち込むことが可能になります。
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]「ディフェンスのギャップを突くことが目的」です。相手ディフェンスのバランスを崩し、得点チャンスを広げましょう![/voice]【場面⑥】ドライブインでディフェンダーを出し抜く!
6つ目は「ドライブインでディフェンダーを出し抜きたい場面」
ドライブインとは、1対1でディフェンスにマークされているときに、ドリブルによって自分のマークをかわし、相手ゴールに切り込んでいくプレイです。
ドライブインするためには、ドリブルを仕掛ける最初の1歩、2歩が大切になります。
最初の突き出しを鋭く強いドリブルで、一気に相手を置き去りにします。
最初の1歩で一気にトップスピードに乗り、相手をかわすことができれば、得点につながる大きなプレイになります。
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ドリブルを有効に使うために意識するポイント
バスケットボールの試合では、一瞬で状況が変化し、局面もあっという間に変わっていきます。
ひとつひとつのプレイの選択が与える影響も非常に大きくなります。
まず、ドリブルを有効に使うために意識してほしいポイントを2つ解説します。
①ドリブルを使う目的を意識する
自分が何のために「ドリブル」をするのか?
ドリブルをする目的を意識することがとても大事です。
ただ闇雲にドリブルをするのではなく、上記に挙げた「ドリブルが有効な6つの場面」を想定し、選択肢として「ドリブルを有効に使う」ということを意識していきましょう!
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]目的をしっかり持ってドリブルを使うことで、チームメンバーにもプレイの意図が伝わりやすくなり、スムーズで効果的なオフェンスが可能になります![/voice]②「スペース」を意識して使う
ドリブルをするときは、「スペース」を意識しましょう。
ドリブルを有効的に活用するために「スペース」を意識することが重要です。
空いているスペースを突いていくドリブルやディフェンスとのギャップを突けるドリブルはチームにとって大きな武器になります。
また、自分がドリブルで移動することで「スペースを作り出す」ことも可能です。
味方との距離が近くなったり、スペースが狭くなった場面では、ドリブルで移動して適切なスペースを作り出したり、離れすぎてしまった場面では、近づいて距離を調整したり、フロアバランス(チームメンバーの位置を近すぎず、離れすぎずでバランスを取る)を整える意味でもドリブルは活用されます。
[voice icon=”https://aotatsu.com/wp-content/uploads/2016/12/cropped-IMAG0001-e1481383988539.jpg” name=”ジュニアバスケコーチ TATSUYA AO” type=”r”]「スペース」を意識して行うのが、ドリブルの基本のひとつです。[/voice]スポンサーリンク
まとめ 局面を打開する「ドリブル」の有効な場面と使い方
- ドリブルが有効な6つの場面を知る!
【場面①】ボールをフロントコートに進める&運ぶ
【場面②】危険な場所から逃れる
【場面③】パスのアングル(方向)を変える
【場面④】攻撃サイドを変える!
【場面⑤】ディフェンスのギャップを突く!
【場面⑥】ドライブインでディフェンダーを出し抜く!
- ドリブルを有効に使うために意識するポイント
①ドリブルを使う目的を意識する②「スペース」を意識して使う
今回は、「局面を打開するドリブルの有効な場面と使い方」について解説をしていきました。
ドリブルに限らず言えることですが、技術・テクニックは使い方、使い所が非常に大切になってきます。
どの場面でどの技術を使うのか?
自分の持っているスキルを活かせるかどうかは「技術の使い方」にかかっています。
特にドリブルは、目的によって使い方が微妙に変化していくスキルです。
目的をしっかりと持ってドリブルを使うことで、ゲームを優位に進めることができるようになります。
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